2017年12月17日

【本】ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30


ITエンジニアが覚えておきたい英語動詞30
板垣 政樹 (著)

最近この本を読んでるんですけど、なかなかいいです。

これまでもいろいろと英語教材に手を出してきましたが、こういうITエンジニアに特化したものはありませんでした。内容が非常に実戦的ですし、仕事してて実際に日本語で交わす会話を英語で言ったらどう言うのかということが書かれていてとても参考になります。

しかも、IT現場でよく使われる動詞30個に絞って、なぜその動詞を使うのか、なぜそのような言い回しをするのかといった、ネイティブの考え方に基づいた解説をしてくれるので非常に分かりやすいです。

たとえば、「get」という動詞がありますが、普通は文字通り「ゲットする」とか「~を得る」といった意味を想像すると思いますが、getにはほかにも「get+過去分詞」で「(動詞の状態)になる」という意味があるそうです。

get started (始まった状態になる → 始める)
get completed (完了した状態になる → 完了する) 
get confused (混乱した状態になる → 混乱する)
get deleted (削除された状態になる → 削除する)
get loaded (ロードされた状態になる → ロードする)

一番最初のget started はプレゼンの最初の一言、「では始めましょう」という意味で「Let's get started」とよく言うそうです。「Let's start」と言っても意味はまったく同じで何の問題もなく通じるそうなのですが、get startedの場合はこれから始めることが曖昧な場合に適しているそうです。始めることが曖昧というのは、プレゼンの話す人は「スピーチ」を、オーディエンスは「聞くこと」をといった具合に立場によって”始めること”が変わってくるからです。逆に、皆でボードゲームを囲んでるような状況で「さあ、はじめようか」といった場合には「Let's start」がしっくりくるそうです。

こういったネイティブにしか分からないようなニュアンスの部分を解説してくれます。

あと、全然本の内容とは関係ないですが、日本のITがアメリカに比べてかなり遅れてしまった要因としてこの言語の壁というのがけっこうあるんじゃないかと思ってます。

やっぱりいろいろな新しい技術とかサービスとかって最初にアメリカでスタートするじゃないですか。そして、その技術とかサービスが日本に伝わるのって2~3年後ですよね。いまこれだけインターネットが発達して情報が瞬時に伝わる時代になったのになんでこんなにタイムラグがあるんですかね。

そこはやっぱり言葉の壁が大きくあると思うんですよ。たとえば新しいプログラミング言語がアメリカで生まれたとします。でも当然、初期の段階では言語の仕様とか解説が書かれたドキュメントはすべて英語ですよね。そうすると英語がよく分からない日本人にはすぐには理解できないですよね。辞書引いて翻訳したりしなきゃいけないんでどうしても時間かかりますよね。しかも翻訳するといまいち理解できない変な訳文になったりして、すーって意味が入ってこないですよね。そして、日本が理解に手こずっているうちにアメリカでは新しい言語から次々と新しいプロジェクトが始まったり、新しいサービスが開始されたりしていき、気が付いたときにはもうまったく競争できるような状態じゃなくなってるんじゃないんですか。

だから、いま政府が子供にプログラミング教育をさせようとしてますが、プログラミングよりまず英語をちゃんとやるべきなんじゃないかと思いますね。

プログラミングは、はっきり言って向き不向きがあります。向いてない人はいくらやってもダメです。それに、プログラミングで論理的思考能力を養うって言ってますが、論理的思考は別にプログラミングじゃなくても養えます。普通に数学の証明問題でもやれば十分に論理的思考が鍛えられます。

えーっと、なんか本と関係ないことをいろいろと書いてしまいました。すみません。

でも、ITをやるに英語は重要です。

私も来年は海外のサイト(MSDN、Stack Overflowなど)を辞書で翻訳することなくすらすら読めるようになることを目標としたいと思います。





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